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岐阜観光

【岐阜の歴史】美濃金山城跡を巡る アクセスやお城の御朱印について

 

こちらの記事は可児市兼山にある美濃金山城に入場してきた際のレポートです。金山城は現在は石垣など一部しか残っていないもの、その石垣にも歴史を感じることができます。

平成年7月から発行されているお城の来場記念の御朱印もいただきましたのでご紹介します。

美濃金山城ってどんなお城?

岐阜県可児市兼山の高さ277mの古城山の上に建てられたお城。かつては織田信長に仕えていた森蘭丸も城主をしていたと言われています。

城跡が「美濃金山城跡」として、2013年国の史跡に指定されています。現在残っているのは、土塁や石垣などの一部。

 

美濃金山城の略歴

1537年 斎藤正義により烏峰城として築城

1565年 織田信長家臣森可成が城主となり金山城

と改称

その後、森長可、蘭丸、忠政と森氏が代々の城主となる

1600年 森氏が川中島藩に転封され城は石川貞清所有となる
この時に城が解体、廃城

1967年 岐阜県指定史跡に指定

2013年 国の史跡に指定

2017年 続日本100名城(143番目)に選定

 

 

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美濃金山城に行ってきた

兼山のまちはもともとは「金山」という地名で、同地名が近くにあることから350年ほど前に「兼山」に変更されました。そのため地名は「兼山」、城は「金山城」となっています。

美濃金山城跡に実際に行ってきました。発掘調査の結果、実際に現在残っているのは屋根瓦、建物の土台となった礎石跡や石垣の一部。天守閣などは残っていません。

美濃金山城は1600年に廃城になってから2000年代後半まで、ほとんど手付かずの状態で残されていました。そのため文献などはほとんど残っていないそうです。
(たまたま行ったときに、知り合った地元のかたに教えてもらいました。)

古城山の中腹まで車でいくことができます。駐車スペースも10台分はあったのでよほどのことがない限りは停めることができると思います。

駐車場の横にトイレがあるだけで、以降はトイレは城跡にはないため事前にお手洗いはすませておきましょう。

お手洗いをすませて、山のほうへ歩いていきます。こちらのボックスが通り沿いにあるので目印になります。

山城のため自然はほぼそのまま残っており、猪がでることもあるようなので、注意が必要です。

杖がおいてありました。ほぼ舗装されていない山道ですので、足元に気をつけてくださいね。足の不自由な方は登るのはかなり困難かと思われます。

駐車場から、山頂まで休みなく歩いてだいたい20分ほどかかりました。(30代男性が歩くペース)

 

残っている石垣を見るだけでもすこし勉強になりますよ。

下記の画像は野面積み。自然の石をそのまま積み上げていたのが見てわかります。

角のほうは四角い石で積み上げており、算木積といいます。角に、長方形の石を交互に並べることで強度をあげているんですね。

200m以上もある高い山の上に石などを運び、立派な石垣、さらにその上に城を築いたということを思うと、当時の人たちの功績にただただ関心するばかりです。

しかも、現代の技術ではなく、300年以上前の技術ですからね。すごいのひと言。

山頂まで着くと、「史跡 金山城跡」という立派な石碑がありました。

樹齢300年になる立派な「やまなし」という木もあり、岐阜県の天然記念物です。

こちらの広場本丸跡。瓦などが出土したことから天守閣や居住する建物があもあったのではないかとのこと。

疲れたかたは休憩もできるベンチがあるので、木曽川を眺めながらのんびりしましょう。

伐採された木々がたくさんあり、まだ開拓している途中というのがわかる場面。

 

山頂からは兼山のまちを一望できます。とても景色がよかったです。

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美濃金山城のアクセスと基本情報

美濃金山城へのアクセス

▽公共交通機関
名鉄広見線「明智駅」から
YAOバスで「元兼山町役場前」下車して徒歩15分

▽車
東海北陸自動車道「美濃加茂IC」から約20分

美濃金山城の基本情報

住所:岐阜県可児市兼山字古城山1418-211
駐車場:20台有り

美濃金山城の御朱印(来城記念証)について

御朱印は美濃金山城から車で5分ほどのところにある可児市戦国山城ミュージアムにて発行しています。

※通常の御朱印とは違い、御朱印帳に記入するわけではなく、書置きのものが発行されます。
※専用の御朱印帳はありません。

発行場所:可児市戦国山城ミュージアム
発行料:300円

美濃金山城の御朱印のここがポイント

◆織田信長の家臣森家の家紋鶴丸紋入り

◆岐阜の伝統工芸品の「美濃和紙」を使用

 

可児市戦国山城ミュージアムの見どころ

周辺地域は美濃金山城の城下町だったこともあり、古い町並みが残っており、その街の通り沿いに「可児市戦国山城ミュージアム」はあります。

可児市内には10カ所の山城跡があるとされ、ミュージアムで歴史を学ぶことができます。

可児市戦国山城ミュージアムの基本情報

エリア:可児
住所:岐阜県可児市
電話番号:057-450-8443
入場料:大人 200円(団体20名以上150円)
高校生以下無料
※御朱印だけなら受付で購入可
開館時間:9:00~16:30(入館16:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始

美濃金山城に行ったら可児市観光交流館も行こう

美濃金山城のふもとには観光案内所があります。金山城についての資料や戦国武将の甲冑などが展示されています。有料ですが着付け体験もできます。

こちらの羽織は無料で着て、写真撮影もさせてもらえますよ。

可児市観光交流館の基本情報

住所:岐阜県可児市兼山674-1
電話番号:057-459-2288
開館時間:8:30~22:00
休館日:年末年始(12月28日~1月4日)

美濃金山城跡で歴史を感じよう

岐阜県可児市兼山にある美濃金山城跡。標高277mの古城山の上にある城跡は、土塁や石垣が残っており、その当時の面影を残したその跡にロマンを感じます。山頂から兼山の街を一望することもでき、気持ちよいですよ。麓にある可児市戦国山城ミュージアムでは来城記念の御朱印(有料)を頂くことができます。

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ブルーのげん
岐阜在住の30代。ぎふのグルメや観光、暮らしの情報をお届けします。新しいお店や人気店など幅広くご紹介しますのでぜひチェックしてください。