【瑞龍寺】の坐禅会は月に2回開催
岐阜市寺町にある臨済宗妙心寺派の寺院で、毎月第1・3日曜日の朝6時からに誰でも参加できる坐禅会が開催されていて、参加してまいりました。坐禅だけでなく、そのあとの粥座という朝食もいただき、住職の法話も聞いてまいりましたのでレポートいたします。
お寺の前の掲示板の文章はついつい立ち止まって読んでしまうタイプです。ありがたいお言葉が多いんですよね。
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金實山瑞龍寺は、敷地内には6つの寺院と臨済宗妙心寺派の坐禅修行のできる専門道場。創建は応仁2年(1468年)、斎藤妙椿の開基とされています。美濃国守護であった土岐成頼の菩提所として建立、悟渓宗頓国師を迎えて開山されました。以後は悟渓宗頓国師の弟子たちが寺を守っていましたが、永禄10年(1567ねん)の織田信長の岐阜城攻略、及び慶長5年(1600年)の徳川家康の家臣福島正則らによる岐阜城攻略の際消失しています。
その後一時荒廃するも、文化3年(1806年)に隠山禅師により再建。その後も岐阜大空襲や伊勢湾台風で被害を被りましたが、その都度再建が続けられています。
くわしくは瑞龍寺HPをご覧ください。
専門道場のため、普段は非公開。毎年3月上旬の梅まつりに合わせて、無料拝観ができます。
【PR】 【PR】瑞龍寺の坐禅会に参加してきました
5月の第3週の坐禅会に参加してきました。いつもは6時くらいに起きるので、6時開始とのことで早めに起きますが、まさかの5分遅刻。朝から失敗してしまいました。
こちらの立派な門をくぐります。車も中まではいることができます。
門を抜けて、正面の一番奥が坐禅をする道場になっています。道場の手前(左側)に駐車場があります。自転車の方もそちらに停めてみえました。
こちらの入り口から入ります。立派な庭園があるのですが、時間がなかったため後程ご紹介します。
坐禅はすでに始まっており、途中からは入れないとのことでしたのでしばらく待ちます。その間で、雲水(修行僧)の方から坐禅についてレクチャーしていただきました。服装は動きやすいものにしたほうがいいと思います。
基本は荷物は持ってはできませんので、事前にロッカーに預けるようにしてください。
<坐禅会の流れ>
坐禅 1回目 25分→休憩5分
2回目 25分→休憩5分
3回目 25分→休憩5分
粥座 皆でそろって食事
掃除 役割分担をして清掃
法話 経典をもとにお話を聴く
終了(所要時間2時間~2時間半ほど)
〇坐禅を体験
坐禅というものは初めての体験でした。よくマインドフルネス、瞑想というものはイイ!という話は聞くものの、ゆっくりと心を落ち着けるという時間は仕事をしていたりすると中々とれません。
いざ自分が体験してみると、呼吸を整えて、坐禅に集中するということすら、雑念が入り難しく感じました。考えず、ただ今は坐禅に集中しようと思ってるのですが、なかなかそれが難しいのです。簡単そうに見えて、とても奥が深いものだなと実感しました。
日頃から忙しいという方はこういう坐禅会に参加することで、意図的にそういう時間を取ることもできるのでおススメです。ヨガの経験がある友人が言っていたのですが、ヨガをするのもいいかもしれません。
〇坐禅後の粥座で学ぶ
坐禅後は、みんなで食事をいただきました。準備から片付けまで順番に協力していきます。お粥と梅干、漬物という品数は普段モーニングを食べ歩きしている自分にとっては少ないかなと思いましたが、周りのかたの食べ方を真似してゆっくりと味わって食べることで、かなりの満足感を得られました。
〇最後は掃除
坐禅、食事の後は掃除では廊下や建物内の床の雑巾がけをしました。自分たちが使ったところを掃除するという当たり前のことですが、床の雑巾がけをしたのは小学校以来でしょうか。ここでも無心に掃除をしました。掃除をすると、こころがスッと楽になるような気がします。
〇住職による特別な法話の時間
終わった後は通常はここで解散できますが、住職の法話があるとのことで聞いていきました。漢文の経典を基に話をしてくださいました。漢文というと難しく感じてしまいますが、漢字1文字でも意味があります。日本語よりも案外わかりやすいものかもしれませんと住職が言われて、なるほどと思いました。
法話の内容は、中国の2人の和尚さんの話で「悟り」とうものは、人それぞれに違うというものでした。お釈迦様の教えひとつでも、人が介在するとそれぞれに解釈が異なります。それをさらに人に伝えようとすると、受け取った側でまた捉え方は違います。そう考えると、自分が教わったことで正しいと思っていることの中には、実際は違うということがあるのかなと思いました。
〇庭園を見学
普段は公開していない庭園を見学させていただきました。(許可をいただいて掲載しています)。枯山水というのでしょうか、綺麗に整備された庭園を眺めます。
国歌「君が代」の歌詞にもでてくるさざれ石。これだけ大きなものはめずらしいのではないでしょうか?ちなみに君が代に謳われるさざれ石は、岐阜県揖斐川町春日にあり岐阜県の天然記念物に指定されています。
訪れた5月半ばは、梅の木に実がなっていました。
天気は曇っていましたが、とても清々しい気持ちでお寺をあとにしました。
noteというツールで、坐禅の感想を書いていますので、良かったら読んでみてください。
ブルーのげんのnoteはこちら
瑞龍寺周辺のおススメスポット
瑞龍寺の周辺でおススメのスポットをいくつかご紹介します。
・池の内
座禅会の朝食でちょっと足りないというかたは、こちらの喫茶店でモーニングもおススメです。
・植東
瑞龍寺から徒歩5分の梅林公園の横にある日本料理旅館。お食事のみでの利用も可能。田楽や月替わりのランチが人気です。
・梅林公園
瑞龍寺から徒歩5分!春には梅の花が園内を彩る素敵な公園。梅の時期以外も公園として、家族連れで遊びに見えたり散歩されるかたが見えます。
瑞龍寺の基本情報
ジャンル:寺社仏閣
エリア:岐阜市
住所:岐阜県岐阜市寺町19
電話番号:058-246‐2597
瑞龍寺のHPはこちら
瑞龍寺の坐禅会でこころを落ち着ける
岐阜市寺町にある臨済宗妙心寺派の寺院。境内には6つの寺院と雲水(修行僧)の修行道場があります。毎月第1・3日曜の6時から坐禅会が開催されています。毎年3月上旬に開催される梅林公園の梅まつりの際には、普段は公開されていない寺院内の様子を見ることができます。